Resumo:
本報告では,小説などの書籍を対象とし,ページ単位でその文書内容に応じた彩色を行なう手法を検討する. このような彩色を施すことにより,書籍をわざわざ開かずとも,読者がその内容の変遷を俯瞰的に知ることがで きるようになると期待される. 提案手法では,文書中に出現する各単語に対して「人間が単語から連想する色」に関 する知見を用いて色を割り当てる. そして,各ページにおいて出現確率が高い k 色の積み上げ棒グラフを作成し,そ れらをページ順に並べて表示することで,文書内容の可視化を試みる. 最後に,実在する小説を対象にして本手法を 適用して定性的な分析を行ない,実際の文書内容に対応付けて本手法の彩色結果を説明できることを確認した.
Tipo: Talk at Meeting of the Technical Committee on Media Experience and Virtual Environment, MVE (メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎研究会)
Dato de publikigo: September 2020